概要
Windows上のSBCLで、ASDFを使ってライブラリをREPLに読み込む方法を確かめた。注意事項
2015現在、プロジェクトをREPLに読み込む標準的な方法は Quicklisp(https://www.quicklisp.org/beta/)です。Quicklispに登録されているライブラリであれば、この方法を使うよりずっと楽です。
なぜ今回このようなことをするに至ったかというと、
QuickLispが認証あり HTTP Proxy を越えることが出来なかったためです。
それはそれとして、作りかけのおれおれライブラリを常用する場合などに備えて、知っておくとよい、、、かもしれません。
この記事ではやっていないこと
.sbclrc に書き込んで自動読み込みSBCLを停止せずに再読み込み
ソースコードの置き場所を変更する
参考リンク
- 2 Quick start summary (ASDF 公式)
- macbookでsbcl+asdf(asdf-install)
- asdf + asdf-install on windows no-cygwin
- Common LISP users jp - ASDF
- CLiki - ASDF
- Quicklisp
バージョン情報
- 言語環境 : SBCL 1.2.13 (Windows, x64)
- OS : Windows7, Windows8.1
重要な事柄
SBCLにはASDF が標準添付されています。次の手順をREPLで実施することで、ASDFの機能を有効化できます。
(require 'asdf) ; あるいは (require "asdf")
手順
- ライブラリのソースコードをダウンロードします
- たとえば split-sequence
- 自分のドキュメントフォルダ (C:\Users\<ユーザー名>\Documents)を開きます
- common-lisp フォルダを作成します
- ソースコードを展開します。フォルダが出来ます
- たとえば split-sequence-1.0 というフォルダ
- フォルダの中に (ライブラリ名).asd というファイルがあることを確認します
- これがASDFの認識するライブラリの情報ファイルです
- ヘッダファイルのようななにか
- common-lisp フォルダの中にソースをフォルダごと移動します
- フォルダ名を (ライブラリ名) になるようにします
- split-sequence のようにする
- .asd ファイルのライブラリ名と同じである必要があります
- SBCLを起動している場合は、一度とめる必要があります
- とめない方法は未調査
- REPLで ASDF を有効化(先述のとおり)
- (asdf:load-system "(ライブラリ名)") を実行します
- (asdf:load-system "split-sequence")
- ライブラリの関数その他もろもろが読み込まれてライブラリが利用可能になります
0 件のコメント:
コメントを投稿