2013年3月3日日曜日

Windows 8 プログラミング入門:まとめ

Windows 8 開発用書籍。今のところ主要な開発リソースは書店で2冊、3冊あればよいかな、ぐらい。(2013年3月初 現在)そっちはまだ読んでない。立ち読みもしたことない。そもそもwindows 8 ストアアプリ開発に突っ込んでいく人がどれぐらいいるのかなー?という疑問が先にくる。そこは今回は気にしないでおこう。そのうち増えるか(あんどろいどみたいに)それとも消えるか。

windows 8 の開発リソースは、(驚くべきことに)MSDNを参照したほうが網羅性は高い。開発入門から始まり、ガイドライン、宣伝の方法、初めてのプログラミング、サンプルリソースなどなど、かなりの情報が詰まっている。すべて見たわけではないが今のところかなり優良なリソース集であると考えている。
が、そこはやはりMSDN、英語リソースがまだほとんどなのと、ほしいリソースまでのパスはあいもかわらずたどり着きづらい。わかる人向けである。

このムックでは、VS2012による Win8 Store App の開発入門編となっている。内容としては「試行錯誤わかったこと」という体裁になっている。実際にアプリケーションを作ってみて、こんな風にできるよ!という紹介である。
その分、網羅性は低い。けれども、こうやってできるんだー、ということはわかる。わかるのではないかと思う。少なくともわかったふりはできるぐらい、Desktopソフトとの差はわかるようになる。、、、と思う。必見である(2013年3月現在)

と、前置きが長くなった。まとめ。

なお、立場として「C#開発者で、VBで来られてもなんとなくわかる」ぐらいのレベルで。このムックは、コードの大半が VB.NET によって書かれている。
HTML5 + JavaScriptによるプログラミングについては今回触れない。

まず、最終的に作るアプリケーションの例としては(いずれもStoreAppのスタイル)以下の通り。
  • オセロソフト
  • メモ帳
  • ベンチマークソフト
  • 簡易住所録(C#のみ)
内容まとめ

  • Windos 8 の開発環境について
    • VS2012
      • 3バージョン : Win8, Web, Desktop
    • Win8 用のライブラリ
      • Store App 系
        • .NET for Store App
        • API + COM for Store App
      • Desktop系
        • .NET
        • API
    • StoreApp系のライブラリについて
      • .NET 名前空間一覧
        • かなり役立つ。名前空間一覧は意外とほしくなるもの。
      • API 一覧
      • Win32APIの中で利用可能とされるもの表(MSDN抜粋)
  • VBプログラミング入門&Win8アプリケーションの基礎:
    • イベント型プログラミングのスタイル
    • Gridコントロール重要
    • Page.OnNavigatedTo
    • XAMLはコードで書くのがよい(きれいな状態を保てる)
      • インテリセンスが効く
    • MessageBox.ShowAsync() --- Async. 非同期。(async -await構文)
  • オセロを作ってみる(実はあんまりちゃんと読んでない)
    • Gridでボードを作る
    • レクタングルを並べる
    • タッチしたら処理をする
    • デバッグ表示をしてみよう
    • 判定が難しい
    • AI(ランダム)を作ってみたが弱い
  • XAMLコントロール紹介
    • 全紹介:XAMLコントロールと、コモンXAMLコントロール
    • 以下なんか「あることを覚えておこうかな」と思ったもの
      • 詳細は調べるか買うかしてね!
    • FlipView : めくって選ぶ
    • ListView : 縦横に並べる(ITEM)
    • GridView : マス目に並べる(ITEM)
    • GridControl : マス目に並べる(Control)
      • 一部連結可能
    • StackPanel : 横縦に一直線に並べる(Control)
    • ITEMとControlというなんとなくの違いがあることがわかった(感想)
  • テキストエディタを作ってみる
    • XAMLでエディタっぽくする
    • ファイルを保存する:マニフェストの設定が必要
    • アップバー(App Bar)に追加してみる
    • Async, Await のプログラミングスタイル
    • ファイルを開くには:Windows.Storage.Pickers.FileOpenPicker()
    • Pageを増やしてページを移動(エディタの設定ページを作る)
      • 移動時にコントロールのデータが失われる!保存しておく必要あり
    • 設定にいろいろ追加する方法(右、Charmの設定のあれ)
      • バージョン情報とか
    • OnNavigatedToは別ページから来た時も呼ばれる
  • ベンチマークソフト(ちゃんと読んでない!)
    • エラストテネスのふるい
    • Parallel.Invoke() による並列処理
  • SQLiteを使った簡易住所録(ちゃんと読んでない!)
    • SQLite-netの導入法
    • SQLiteの使い方
  • 以降HTML5+JavaScript
    • HTML+CSSの記述方法から書いてある
      • HTML5っぽさはわからなかった(使用経験ないものでして、、、)
    • HTML + JavaScriptでのStoreApp作成方法
      • ちゃんと読んでないけどグラフとかエディタとか作ってるみたい
  • あとVS.NET 2012 の良さ紹介
このムック、とりあえずwin8開発ってなんじゃろうか!気になる!やってみたい!という人に向いている。と思うが。問題はお値段か。書店で2730円は、ほかのWin8開発本と張れる価格。その価値はあると思うけれども。ちゃんと中身を見るべき。ああ、あとムック特有の問題として、あっという間に絶版になるかも。そこはなんとも。

なお、一番気になる点として
VS2012 for Win8 は「Windows 8 OS でしか動かせません」
ムックのせいではありませんね。ええ。そこの準備については書いてません。何とかしてね!

というわけでした。以下宣伝。


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